フジテレビの日曜日19時-19時30分枠における『モーレツ欲張りゲーム』の後を継いで、1969年12月7日から1971年11月28日にかけて全104話が放送されたテレビシリーズ。
よみうりテレビの土曜日19時-19時30分枠における『巨人の星』で、視聴率的にも成功を収めていた広告代理店の旭通信社&提供スポンサーの大塚グループ&企画の東京ムービー(下請制作はAプロダクション)が、今回は『週刊マーガレット』に連載中であった原作漫画を題材にすることで、フジテレビの日曜日19時-19時30分枠を新たに獲得。『巨人の星』と同様に成功を収めた、アニメ番組である。
フジテレビの同枠は、アニメ番組の『マッハGoGoGo』が1967年6月末に枠移動(日曜19時台前半枠→日曜18時台後半枠)後、『爆笑ヒットパレード』(週レギュラー版、56分番組)→『リッカー スクラム歌合戦』→『爆笑ダイヤモンドショー(第2期)』→『東京ぼん太ショー』(56分番組。ただし1969年2月2日から2か月間は前半枠)→『紅白スタージェスチャー』→『モーレツ欲張りゲーム』といったバラエティ番組が続いていた。しかし本作からは、旭通信社→ADKが時代の変化に応じて提供スポンサーや制作会社を替えながらも、2004年末に終了した『こちら葛飾区亀有公園前派出所』まで、同枠を長らく担当することになった。
平均視聴率19.9%、最高27.1%(1971年1月10日放送)を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。主題歌レコードは70万枚を売り、主題歌の中の1フレーズが流行した。
日本での放送終了後、日本国外でも放映され、イタリアでは後にトップ選手として活躍するフランチェスカ・ピッチニーニがバレーボールを始めるきっかけになった。現在はCS放送のフジテレビONEでも再放送をやっている。フジテレビにおいても、バレーボール中継に力を入れるきっかけとなり、放送期間中にはフジサンケイグループで春の高校バレーをスタートさせ、1977年からは、バレーボールワールドカップの中継のみならず、運営そのものに関わっている。
スタッフ
*原作:浦野千賀子
*脚本:辻真先、小沢洋、出崎哲、田村多津夫、山崎晴哉、山田健、伊東恒久、七条門
*演出:黒川文男、岡部英二、吉田茂承、竹内啓雄、向坪利次、上山憲二
*作画監督:竹内留吉、吉田茂承、若林哲弘、村田耕一、飯野皓、小林治、中村英一
*撮影監督:清水達正
*美術監督:池田準(81話まで)→福田尚朗(82話以降)
*作画:竹内留吉、白土武、坂本三郎、荒木伸吾、塩山紀生、米川功真、有原誠治、羽根章悦、百瀬義行、内山正幸 他
*仕上:山名公枝、渡辺千津子、田中明子
*背景:現代制作集団、椋尾篁
*録音監督:山崎あきら
*音楽:渡辺岳夫
*効果:片岡陽三
*編集:井上和夫(97話まで)→河合多恵子(98話以降)
*制作協力:Aプロダクション(作画)、東京アニメーションフィルム(撮影)、映音(録音)、東京現像所(現像)
*制作:フジテレビ、東京ムービー(現在は、放送局との権利失効のため、製作・著作トムス・エンタテインメント(または、キョクイチ東京ムービー)に変更されている)
主題歌
レコードは東芝・キング・コロムビア・ビクターの各社から発売された(いわゆる競作)。東芝・キング・コロムビア盤とビクター盤ではオープニングテーマの歌手が異なり、ビクター以外ではみな大杉久美子なのに対し、ビクター盤ではビクター専属歌手だった小鳩くるみが歌っている。この小鳩くるみのオープニングテーマは、初回放映では第1話 - 5話まで使用。再放送ではすべて大杉久美子に差し替えられたこともある。エンディングテーマはすべて伊集加代子。
オープニングフィルムは第21話から冒頭に鮎原こずえのスパイクシーンが追加され、タイトルロゴが赤地から白地に変更されている。
*オープニングテーマ「アタックNo.1」
*:作詞:東京ムービー企画部 (山崎敬之)
*:作曲:渡辺岳夫
*:歌:大杉久美子(初期のみ小鳩くるみ)
*エンディングテーマ「バン・ボ・ボン」
*:作詞:東京ムービー企画部
*:作曲:渡辺岳夫
*:歌:伊集加代子
放送リスト
「富士見学園の新星」というタイトルには制作者側のこだわりが見られ、コミックスの第一巻にもこのタイトルがつけられ、更には映画の第一作目にも用いられた。映画は後の作品が全て「涙の~」というタイトルに統一されていることからも、一作目はこのタイトル以外になかったと思われる。
# 富士見学園の新星
# 明日に賭ける
# 新キャプテン誕生
# 切り裂かれたボール
# 鬼コーチへの挑戦
# 進め!アタック・コンビ
# 四天王との出会い
# 秘球・木の葉おとし
# 破られた退部届
# 忍び寄る陰謀
# 涙に映える夕陽
# 不気味な強敵
# 作戦なき作戦
# 捨て身の一球
# 勝利のあとに
# おごれる英雄
# 勝利と敗北の間
# シェレーニナに誓う
# よみがえったライバル
# 許させざる特訓
# キャプテンの座
# 絶望の中のファイト
# 秘られたもの
# 嵐を呼ぶ空中回転
# 勝利者は誰
# 気になる忠告
# 11人のライバル
# 光と影の執念
# 情無用の特訓
# バレーの鬼
# 右腕の秘密
# 愛と憎しみのコート
# 書かれざる特ダネ
# 待ち望まれた微笑
# 世界へはばたけ
- 黒いつむじ風
- まぼろしの二段レシーブ
- 友情の(秘)作戦
- 決勝!世界選手権
- 栄光へのラリー
- 燃えあがるスカウト合戦
- こずえの道、努の道
- 女王への挑戦
- 強敵・スパイク・マシン
- マシンガン・アタック
- 恐怖への招待状
- 寺堂院の三姉妹
- 青春にダッシュ
- ダブルアタックの秘密
- 愛情の平手打ち
- 富士に誓う
- 非情の試合再会
- 努の死
- よみがえらぬ奇跡
- 燃えろインターハイ
- 生きていた幻
- 裏切りのコート
- 決定打消えるアタック
- 不気味な稲妻攻撃
- 車椅子の監督
- 決勝・インターハイ
- 親善試合・その前夜
- 誤解のメンバーチェンジ
- 燃えるライバル
- 敵意を燃やす者
- 真木村京子の正体
- 鬼キャプテンこずえ
- 新トリオ誕生
- 迫りくる黒い影
- こずえ出場停止
- 身がわりセッター
- 沖縄から来たアタッカー
- 不敵な幽霊作戦
- 謎のゼッケン四番
- うずまく人間煙幕
- 担架へ送る手拍子
- 機械バレーとの対決
- すばらしい勝利
- 皮ジャンパーのマヤ
- 苦い決意
- ワンセット1本勝負
- とばせマイティシックス
- 口笛のあいつ
- その人はライバル
- 魔の大ボールスパイク
- ひねり回転レシーブ
- 幻のスパイク
- 試練のインターハイ
- 逃げる風船アタック
- 決勝! 13対7
- 勝ちとった全日本
- 燃える北海道合宿
- 涙のゼッケン12番
- どうした鮎原!
- 竜巻落とし誕生
- 開幕! 世界選手権
- 全日本絶体絶命
- 決勝リーグ第一戦
- 魔女誕生
- 竜巻落としの危機
- くずれゆく日本チーム
- 新魔球の手がかり
- 宿敵ソ連との対決
- 栄光のアタックNo.1
東宝チャンピオンまつり
* 第1作:富士見学園の新星(1970年3月21日公開)
* 第2作:涙の回転レシーブ(1970年8月1日公開)
* 第3作:涙の世界選手権(1970年12月19日公開)
* 第4作:涙の不死鳥(1971年3月17日公開)
上記4作品が収録されたDVD BOX「アタックNo.1 THE MOVIE COLLECTION」がTV放映40周年記念としてタキ・コーポレーションから2009年3月にリリースされている。
当時の社会背景
1970年前後に制作、放送されたため、「電卓」や「ビデオ」といったものは作中に登場しない。計算をするシーンではそろばんが登場する。沖縄が米国統治下であることを題材にした話もある。鑽孔テープを使用するコンピュータが登場した回もある(もちろん「最新技術」というイメージで登場している)。