東京湾景 ~Destiny of Love (とうきょうわんけい,テレビドラマ)の詳細
『東京湾景』(とうきょうわんけい)は吉田修一著作の長編小説。2003年9月26日に単行本刊行。
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お台場にある企業でOLをしている美緒は、たまたま登録してみた出会い系サイトで亮介と出会う。品川埠頭の倉庫で働く亮介は、恋愛をどこか冷めた目で見ていた。一方、美緒も、恋愛に対して熱い気持ちを持てない。互いに惹かれあう部分はあるのだが、どこか相手を信じきれないままに進んでいく付き合い。ひょんなことから、亮介の過去の恋愛を知ることになる美緒。その恋愛の衝撃的な結末。そして、互いにすれ違っていくふたりの想い…。美しい東京湾景を舞台に、東京モノレール、りんかい線などを絡めながら、寄せては返す強く儚い思い…。人は一人の人を永遠に愛し続けるのか?傷つくことを怖れたり、言い訳をしたり、知らず知らずのうちにそんなことを繰り返しながら、相手の気持ちと向き合ってゆくラブストーリー。近いようで遠い、東京湾の対岸での恋愛を描く。
以下、原作に準拠する。
;平井美緒
:お台場にある大手石油会社の広報部に勤務する28歳のOL。博多出身。恋愛に対して熱い気持ちを持つことが出来ず、出会い系サイトでたまたま出会った亮介に「涼子」という偽名で「浜松町駅のキヨスクで働いている」と嘘をついてしまう。気が強い面もある。
;和田亮介
:品川埠頭にある船積貨物倉庫に勤務する25歳。品川にある会社の寮で暮らす。高校時代に英語教師と付き合い、卒業後は同棲していたが、ある「事件」がきっかけでその恋愛が終わってからは恋愛を冷めた目でしか見られず「どんなに愛してもいつか終わりが来る」と思っている。
;佳乃
:美緒の同期で友人。美緒の良き理解者であり、亮介とのことにも様々な助言をくれる。
;井上幸治
:美緒の高校の同級生。高校時代は陸上部に所属し、学校の人気者で、当時は美緒も密かに想いを寄せていた。地元の大学を卒業後に就職し美緒の父親の部下であった。東京へ転勤してきたことで美緒と見合いをすることになる。
;大杉
:亮介の同僚で寮でも隣の部屋に住む。亮介とはいつもつるんでいる。ゆうこという彼女がいる。
;真理
:親友のゆうこと大杉の交際が縁で亮介と知り合う。周囲からは亮介と付き合っていると思われている。亮介の部屋には時々泊まるが「彼女」ではない。美緒の存在を知り、次第に亮介を取られたくないという思いが湧き上がる。
;ゆうこ
:大杉の彼女。真理とは短大からの親友。ミーハーでおせっかいな性格。真理と亮介が付き合っていると思っている。
;久保課長
:美緒の上司。一度だけ美緒と関係を持ってしまったことがある。
;青山ほたる
:『LUGO』という雑誌で連載を持つ女性小説家。著書が何作品か映画化されている。品川埠頭で働く男の恋愛小説を書くために倉庫に見学に来たところを亮介と知り合い、亮介の話を「東京湾景」という小説にするが、それが亮介、美緒、真理に波紋を広げることになる。
2004年7月5日~2004年9月13日にフジテレビ月9枠で『東京湾景 ~Destiny of Love』(とうきょうわんけい デスティニーオブラブ、동경만경])として放送。放送時間は月曜日21:00-21:54(初回は15分拡大版)。全11回。
内容
在日韓国人女性と日本人青年とのラブストーリー。裕福な在日韓国人の美香(仲間由紀恵)は東京・台場の出版社に勤めている。現在の恋人と結婚を考えていたが、厳格な父(石坂浩二)が相手が日本人だと知り猛反対する。説得を試みるが、その中で恋人は離れていった。傷心の美香は日本人に成りすまし、出会い系サイトで亮介(和田聰宏)と出会う。後に美香の亡き母、優里(仲間由紀恵:二役)の過去の恋愛について知り、自分との運命のつながりを感じることとなる。
主演の仲間由紀恵は初の本格的ラブストーリーの主役を演じ、また主人公とその母の一人二役をこなした。相手役の和田聰宏はこれまでドラマ出演歴がまったくない無名の俳優だったが、主演の相手役として大抜擢されたことで話題となる。韓国の俳優・歌手のパク・ヨンハが、仲間演じる美香が勤める出版社のソウル支社社員役で、7話から9話までと最終話の韓国のシーンでゲスト出演。また、8話冒頭でパク・ヨンハが「ドラマ『東京湾景』について」のコメントをした。本編放送中の2004年9月4日から9月10日まで、その時点でオンエア済みの10話分が再放送された。
プロデューサーの栗原美和子が「原夏美」のペンネームで脚本を担当、栗原自身の過去の在日韓国人男性との恋愛体験を取り混ぜた結果、ストーリーは原作の小説から大幅に変更され別物となった。
出演
*木本美香・李美香(仲間由紀恵)・・・裕福で美人で仕事ができる出版社勤務の会社員/金優里・・・美香の母(仲間由紀恵・二役)
*和田亮介(和田聰宏)・・・品川埠頭の倉庫で働く貧乏青年
*早瀬佳男(佐藤隆太)・・・美香の会社の後輩
*山根真理(佐藤江梨子)・・・亮介の元彼女
*小山ヒロシ(速水もこみち)・・・亮介の職場の後輩
*木本紀香・李紀香(ソニン)・・・美香の妹
*和田光代(岩本多代)・・・亮介の母 ※2・5・6・7・8・最終話
*貞姫(森康子)・・・美香の祖母 ※2・3・4・5・10・最終話
*石田太郎 ※6・8・10・最終話
*葉山編集長(長野里美) ※3・8・9話を除く
*神谷君江(兎本有紀)
*池田有希子 ※3・4・6・7・9話
*長坂周・・・酒場の店主
*江咲亜希子 ※10話を除く
*浅里昌吾 ※10話を除く
*夏秋佳代子 ※10話を除く
*徳永淳 ※10話を除く
*大村美樹 ※初回と7話のみ
*福本奈々 ※初回と3話のみ
*井上弘一・朴弘一(中村俊介)・・・美香の古くからの知人
*井上麗子・朴麗子(李麗仙)・・・弘一の母 ※2話より
*神谷文(仲村トオル)・・・小説家 ※友情出演 ※3・5・8・10話を除く
*姜用九(パク・ヨンハ)・・・美香の会社のソウル支社社員
*大杉健(哀川翔)・・・亮介の職場の先輩
*和田健介(夏八木勲)・・・亮介の父で優里の元恋人 ※2話より
*若き日の和田健介(川端竜太) ※4・9話を除く
*木本正雄・李正雄(石坂浩二)・・・美香の父
ゲスト出演
初回
*佐藤廉
*権藤彪冴
2話
*浅沼晋平
*今井耐介
4話
*井上訓子(現・青山倫子)
5話
*須永慶
*阿部六郎
*高杉航大
6話
*峯村リエ
*三原康可
*兎本有紀
*沼崎悠
*加世幸市
*西山周吾
*野村信次(7話も)
7話
*春原美和
*及川治芳
9話
*やべけんじ
*伊藤正博
*かとうけいこ
10話
*三田恵子
*小山弘訓
*岡崎宏(最終話も)
協力
*芸優
*劇団東俳
*放映プロジェクト
*稲川素子事務所(初回と3話)
*セントラル子供劇団(2・5話)
*フジテレビクラブのみなさん
*東京児童劇団(10話のみ)
スタッフ
8話のみ
*照明・田部谷正俊
*音声・渡部満裕
*映像・桜庭武志
*韓国ロケコーディネート・楊惠景
最終話のみ
*韓国ロケ撮影・安藝考仁
*韓国ロケ照明・三重野聖一郎
*韓国ロケ音声・片寄正一
*韓国ロケ映像・権田博
*韓国ロケコーディネート・楊惠景、Kim Jun Beom
テーマ曲
*主題歌:『君さえいれば』Weather Forecast(作詞・作曲:Kang Hyun Min)
*挿入歌:『僕は忘れない』自転車に乗った風景(作詞:Kang In Bong(姜仁烽)Kim Hyong Seob(金亭燮)、作曲:Kang In Bong(姜仁烽))
*挿入歌:『ゆびきり』ユンナ
サブタイトル
放送日||放送日||サブタイトル||視聴率
第1話||第1話||2004年7月05日||日韓を駆け抜ける運命の恋||17.7%
第2話||第2話||2004年7月12日||生きていた恋人||14.3%
第3話||第3話||2004年7月19日||真夏の海の告白||13.5%
第4話||第4話||2004年7月26日||核心へ||13.3%
第5話||第5話||2004年8月02日||ソウルからの挑戦状||12.3%
第6話||第6話||2004年8月09日||奇跡のデジャヴ||13.1%
第7話||第7話||2004年8月16日||夏のソナタ~祖国へ~||13.8%
第8話||第8話||2004年8月23日||決断||13.9%
第9話||第9話||2004年8月30日||激流||10.2%
第10話||第10話||2004年9月06日||花嫁の逃亡||13.7%
第11話||第11話||2004年9月13日||最終話~輪廻~||16.3%
'''平均視聴率13.9%'''([[ビデオリサーチ]]調べ・関東地区)||'''平均視聴率13.9%'''([[ビデオリサーチ]]調べ・関東地区)
ドラマと原作との違い
*原作には在日韓国人は誰も出てこないが、ドラマは在日韓国人と日本人の恋愛を描いているなど大幅なアレンジが施され、一緒なのはタイトルと相手役の名前、物語の舞台くらいである。
備考
*このドラマで共演した仲間由紀恵と速水もこみちは2005年放送の日本テレビのドラマ「ごくせん」で教師役と生徒役として共演することとなる。
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