『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(スペック~けいしちょうこうあんぶ こうあんだいごか みしょうじけんとくべつたいさくがかりじけんぼ~)は、2010年10月8日からTBS系列で毎週金曜日の22:00 - 22:54(JST)に『金曜ドラマ』枠で放送されている戸田恵梨香・加瀬亮W主演のテレビドラマ。初回は15分拡大し、22:00 - 23:09まで放送。全10回予定。
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捜査一課が手に負えない特殊な事件を捜査するために公安部が設立した未詳事件特別対策係、通称“ミショウ”に配属されたIQ201の天才であり変人の当麻紗綾と、警視庁特殊部隊(SIT)出身で叩き上げの瀬文焚流の2人の捜査官が、常人にはない特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決する姿を描く。金曜ドラマ枠では前クールの『うぬぼれ刑事』に続いての刑事ドラマである。
本作品は1999年に放送され、2000年に劇場版が公開された刑事ドラマ『ケイゾク』の世界観や一部の設定を踏襲しており、堤幸彦や西荻弓絵ら同作品の主要スタッフは、本作品にも携わっている。また、竜雷太や徳井優は『ケイゾク』でのものと同じ役名で出演している。『ケイゾク』の続編として捉えられることもあり、制作発表当初は仮タイトルとして、正式タイトルの前に「ケイゾク2」を冠していた。
堤の手がけた他作品同様、裏番組(主に『金曜ロードショー』)などの他局ネタや時事ネタ、出演者・制作スタッフ、舞台裏の事情にまつわる楽屋ネタなど、パロディ要素を含んだ小ネタを随所に織り込んでいるが、基本的にはケイゾク同様にハードで謎に満ちた展開がメイン。初期はミステリー的な展開が多いが、物語の後半以降はSPECに関わる陰謀劇を中心に描かれる。
2011年3月23日に発売されたDVDとBlu-ray Discは発売から年度末(3月末)までの9日間で60,300枚(映画版公式サイトの発表では12,000セット)を売り、東京放送ホールディングスの2010年度の年間売上第一位となった。
2011年7月8日、続編となるスペシャルドラマ『SPEC~翔(仮)』(放映日未定)と、映画『SPEC~天(仮)』(2012年春公開予定、配給会社は東宝)が制作されることが発表された。
名前横の〈 〉内は初登場時の年齢。これと読み仮名は本編、公式サイト、ノベライズ、『SPEC公式解体新書』を出典とする。
警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係
; 当麻 紗綾(とうま さや)〈24〉 - 戸田恵梨香
: 警部補。未詳事件特別対策係(通称 ミショウ)捜査官。東京都出身。京都大学理学部卒業。IQ201と天才的な頭脳の持ち主であり、日本語・英語・スペイン語を使いこなし、パソコンの画面をスクロールしただけで全て記憶する高い記憶力を持つが、がさつで口が悪い上に喧嘩っ早い性格で、舌打ちを頻繁にするなど人を小馬鹿にするような言動を取る。一 十一との因縁が絡む、とある事件で左手首を切断する重傷を負い、左腕は三角巾で吊るしている。コンピューターに詳しく、ハッキングも得意。
: 常識はずれで空気が読めず、倫理観もなく服務規程もほとんど無視している。「どんだけー!!」や「キター!」などといった死語を平然と使い、ぶりっ子のように甘えたり茶目っ気を見せる事もあるため、他の登場人物からは呆れられ、瀬文からは暴力的ツッコミを受けている。常に脳を使ってカロリーを必要とする為、かなりの大食いで、毎日のように行き着けの中華料理店「中部日本餃子のCBC」で好物の餃子を大量に頼んで平らげているが(50人前まで食べられると云う)、果物にふりかけやマヨネーズを掛けて食べるなど極度の味覚オンチでもある。常に赤いキャリーバッグを携えており、その中には箸や書道用具、分厚い書籍などを詰め込んでいる。髪型はボサボサ(『ケイゾク』の柴田同様にろくに洗髪しないので、頭が臭い。加えて餃子の食べ過ぎで口も臭い)で、服装もだらしないが、本人はオシャレや清潔に気を使っているつもりであり、東京原宿の美容院「ACQUA」に通っている。何回も財布を失くしたり、漢字が苦手だったりと抜けた一面がある。両親と弟を亡くしており、祖母と二人暮らしだが、ミショウで寝泊まりしているらしく、家に帰る場面はほとんどない。だが、そんな突飛な言動と裏腹に心根は刑事としての使命感を抱き、犯罪を憎む正義感と義憤を抱えた一面も覗かせる。
: 物理マニアであり、レフ・ランダウや京大理学部を目指すきっかけとなった同大学出身者の湯川秀樹や朝永振一郎ら物理学者を信奉する。大学卒業後、自らの好奇心からFBIで『Xファイル』さながらの事件を研究中に日本の警察にスカウトされてミショウに配属された経緯がある。
: 人間の持つ無限の可能性という観点や、自身もそんな能力者に遭遇したという経験から、SPECの存在に肯定的でその存在も視野に入れて捜査している。書道4級で、書道をしながら推理するというスタイルを取っており、事件のキーワードを書き連ねながら頭の中の100万個もの膨大な情報量を整理整頓する形で思考し、それを破って紙吹雪のように舞い上げながら、「いただきました」の決め台詞と共に最終的な結論を導き出す。その後、犯人の名前や重大なヒントを書に書き起こす。
: 名前の由来は、「当麻」は刀鍛冶の名前より[「SPEC入門ノ書(植田博樹インタビュー)」『オトナファミ』2011年5月号、エンターブレイン、63頁。]、
; 瀬文 焚流(せぶみ たける)〈36〉 - 加瀬亮
: 警部補。元々は、若くして警視庁特殊部隊(SIT)の隊長であったが、外国人犯罪グループとの銃撃戦で部下である志村を誤射した疑惑が持たれ、未詳事件特別対策係へ左遷されることになる。英語と中国語に堪能である。正義感が強いが、高圧的で生真面目な軍人気質の性格であり、上下関係を徹底して遵守する反面、現在の上司である野々村のことは露骨に馬鹿にしている。がさつな当麻には反感を抱き、当麻に対しては口汚く罵倒したり、叩く蹴るなどの暴力的なツッコミを入れることがしばしばで、共に気が強く短気なため、喧嘩になることも少なくない。だが、事件に当たるうちに当麻の能力を認めていき、その暗い過去についても知る。捜査は冷静かつドライに徹しており、時に被疑者に攻撃的な態度に出ることがある。SIT在籍時の矜持でもある「命捨てます」を掲げる一方で、「人の死」に強い恐怖心を持っており、「悪人だろうが政治家だろうが、人の命は人の命」と語り、被疑者が自殺を試みたり、他人の生命を弄ぶような人物には怒りを露にする。
: 坊主頭であることから、当麻からは「ハゲ」と罵られることが多い。また、鞄の代わりに口を捻った茶色の紙袋を持ち歩いており、紙幣や逮捕状が入っていたり、拳銃を収納したこともある。
: 当麻とは対照的に、当初はSPECの存在に懐疑的だった。しかし、“どんな病も癒すことのできるSPEC”を持つ人物と接触して負傷した自身の腕を完治して貰ったことや、そういう能力があるとしか説明不能な事件や不可解な現象を目の当たりにして、信じられないという思いを抱きつつも受け入れていく。
: 名前の由来は、「瀬文」はブラッド・ピット主演のサスペンス映画『セブン』と「Save me」より、
; 野々村 光太郎〈70〉 - 竜雷太
: 未詳事件特別対策係係長で、元捜査一課弐係(通称:ケイゾク)係長。定年を迎えた後、嘱託としてミショウの係長に就任した。不倫相手である正汽雅からは結婚を迫られているが、弁護士の現妻とは離婚が成立しておらず板ばさみ状態。弐係時代から今に至るまでに何人もの雅という名前の女性と結婚不倫を繰り返していた。糖尿病を患っている。常に好物の柿ピー入りのビンを肌身離さず持ち歩く昼行灯で、いまひとつ頼りないが、ここぞという時に刑事としての厳格な一面を見せることもある。
: ミショウの存在意義や、警察上層部の魑魅魍魎どもが隠匿する「パンドラの箱」について思うところがあり、瀬文に銃の携帯許可を出すなど2人の部下を信頼してバックアップする。それらの事は現在出世している以前、弐係にいた東大出身の女性の部下を通じて知った。
警視庁関係者
; 馬場 香(ばば かおる)〈40〉 - 岡田浩暉
: 捜査一課管理官。瀬文に未詳事件特別対策係への異動を命じた。気障でインテリ然とした性格だが、神経質な一面があり、甲高い声で叫ぶこともある。超能力が絡んだ難解な事件や面倒事はミショウに押し付ける事もしばしば。しかし、新人の頃は野々村の世話になった経験があり、実は刑事としての熱い信念も持ち会わせている。ミショウがピンチに陥った時には鹿浜・猪俣と共に進んでサポートを買って出た。捜査一課三人組の名字は馬、鹿、猪と侮蔑的意味を持つ動物があてられている。
; 鹿浜 歩(しかはま あゆむ)〈55〉 - 松澤一之
: 捜査一課係長。主に馬場、猪俣と共に行動する。ミショウとはよくぶつかるものの気骨ある刑事であり、上層部の判断については次第に懐疑的になっていく。彼もまた馬場同様に、野々村の世話になっていた。
; 猪俣 宗次(いのまた そうじ)〈28〉 - 載寧龍二
: 捜査一課刑事。怪しげな広島弁を喋る。サトリの占いで実は雅にプロポーズしていた事が仄めかされた。時に熱い刑事魂を見せるが、私情が入りすぎる事がある。
; 近藤 昭男〈50〉 - 徳井優
: 捜査一課弐係係長。野々村とは弐係時代の上司と部下の間柄で周知の仲。前係長の野々村が定年を迎えたため、その後を引き継ぎ係長に就任した。
: ミショウに舞い込む事件には過去の継続捜査中の事案が絡む事もしばしばで、捜査に協力する。定時帰宅を欠かさず、残業はしない主義。機械マニアでバイク好き。また、日本舞踊・フラメンコ・社交ダンス・パラパラ・詩吟などなど、多趣味である。
; 正汽 雅(まさき みやび)〈20〉 - 有村架純
: 未詳事件特別対策係に出入する婦警。野々村の愛人でもある。制服のスカートは常に膝上。門限は10時と決まっている。野々村との人目を避けたデートに嫌気がさしており、あらゆるアプローチで野々村に結婚を迫っている。ミショウに相談者を連れてくる際、「それでは、張り切ってどうぞ」と呼び込む。
; 志村 優作〈24〉 - 伊藤毅
: 特殊部隊(SIT)の隊員で瀬文の部下。志村美鈴の兄。幼い頃に両親を亡くし、高校時代から働きながら、美鈴を親代わりとなって育ててきたが、その事で美鈴との間に確執も生まれていた。瀬文を敬愛しており、日常でも瀬文の教えを守っている。「銀だこ」のさっぱりおろし天つゆねぎだこが好物。ある事件の作戦中、突如瀬文に銃口を向けて発砲するが、逆に自分自身が放った銃弾を浴びて重傷を負うという不可解な事件が起き、植物状態に陥る。
; 秋元 才三〈45〉 - 井上肇
: 公安部公安第五課、課長代理。戊の回(第5話)の潜入捜査官達の死亡事件の捜査依頼以降、数回にわたりミショウに現れる。当初は当麻を警官・刑事だと認識できず、バイト呼ばわりしていた。
ミショウ関連人物
; 一 十一(にのまえ じゅういち)〈年齢不詳〉 - 神木隆之介
: 当麻と瀬文の前に近づく謎の少年。当麻と過去に因縁がある模様。当麻と瀬文に捕まったSPECを持つ犯罪者を始末している。時を止めるSPEC(公安調べ)を持ち、発動した際には全員の動きが停止したような現象が起きている。指を鳴らすことにより、能力の発動及び解除を行う。普段の生活ではごく普通の少年を演じており、母親と2人暮らし。学校では、写真に写りたがらない、行事にもまったく参加しないなど、とにかく影が薄い。時間を停止させてカンニングを働いているため、学業の成績は大変よい。当麻に異常ともいえるほどの憎しみを抱いている(彼自身は「(当麻に)爆弾で家族を皆殺しにされた」と語っている)。SPECを持つ人間達の組織の中心人物だったが、突如暴走し、味方からも危険視される。難読な名字であるため、劇中や字幕放送、公式サイトなどではしばしば「ニノマエ」と表記される。
; 志村 美鈴(しむら みれい)〈19〉 - 福田沙紀
: 志村優作の妹。東京芸術大学を目指す浪人生で、地居がいる進学塾「藻合塾」の清掃のアルバイトをしている。兄の頭に触れて以降、触れた人や物からそれに関連した映像を見ることが出来るSPEC(サイコメトリー能力)を発現するようになる。美大志望のため一般人に比べるとかなり絵が上手いが、本人は「何も書けていない」と自分の画家としての才能に限界を感じている。性格は気が強く、毒舌家な一面がある。兄と最後に話した際に喧嘩したことから強い悔恨を抱いている。
: 優作を瀬文が撃ったと思っており、瀬文を恨んでいる。また警察組織を一切信用しておらず、当麻にも警戒心を露わにするが、昏睡状態に陥った優作の記憶を能力で見た際に真相を知り、わだかまりを解く。
; 地居 聖(ちい さとし)〈24〉 - 城田優
: 大学院生。東京大学理学部生物情報化学科の研究室に所属し、ループ量子重力理論でノーベル賞を狙っている。当麻の大学時代の恋人で、未だに当麻に未練を抱いており、幾度も復縁を迫るが全て断られている。左利きでスペイン語を話せる。進学塾「藻合塾」の特別コースで講師のアルバイトをしている。当麻にはプロポーズしており、婚約後に当麻が一との戦いで左手首切断の重傷を負い、心の傷から刑事としての職務により深く没頭するようになってから、破局した模様。同じ塾でアルバイトしていた美鈴と知り合い、親しくなった。
; 海野 亮太〈35〉 - 安田顕、山内翔平(中学時代)
: 警察病院の医師で志村の主治医。外科医(特に小児科)の世界では世界的にも有名であり、難病をいくつも自分の手で治したことがある。物腰は穏やかで、美鈴のことを気に掛けるが、美鈴に発現した謎のビジョンを見る能力に興味を持つ。また、細胞を治す力を持ち、その力を以って自身を治した“神の手を持つ男”の居所を知りたがっている。ピクルスが嫌いだが、それを先んじて食べる嗜好の持ち主。中学時代は、坂本龍一に憧れてピアニストを夢見ていた。医者という職業に誇りを抱いており、患者や同僚たちからの信頼も厚い。
; 冷泉 俊明(れいせん としあき)〈年齢不詳〉 - 田中哲司
: 占い師。屋敷「冷泉洞」の主。未来を見ることが出来る予知能力を持つ。その占いの確実さから政治家や財界から珍重される。予知の仕方によっては透視や人探しなど、幅広い応用力を持つ。支持者も多く、1年先まで予約が控えている。当麻は、「冷泉の能力は本物」だと確信している。恐喝容疑で逮捕された後、津田に連行され、彼の監視下に置かれることになる。本名は鈴木俊明で、SPECを持つ以前はキトサン入りの健康食品をマルチ商法で販売していた。昼食で食べたフライについていたレモンをかじったことで能力が覚醒した。態度は尊大だが小心者で脅しに弱い。反面、殺人には荷担しない潔癖さも持ち合わせており、自身の持つ能力の恐るべき可能性とデメリットを知って疎ましく思っている。
: 占う際はレモンをかじり、「ラミパス ラミパス ルルルルル…」と唱える。最大呪文に「テクマクマヤコン テクマクマヤコン…」があり、「庚の回」(第7話)で唱えた際は、AKB48の歌の歌詞をお経のように口ずさみ、根気を持ってサトリに心を読まれないようにした。
; 津田 助広〈42〉 - 椎名桔平(特別出演)
: 公安部特務専任部長。SPECを用いた犯罪を捜査している一方で、冷泉を確保し、彼を利用しようとする。未詳を囮とし、警察上層部の意向で行動していた。監禁中の冷泉に差し入れを与え、奇妙な友情のようなものを感じさせる言動・行動があったもののその真意は定かでない。何度もSPECを持った人間から命を狙われている。
: 後にその素性が特殊能力者対策特務班警視庁公安部公安零課(通称:Aggressor)の中心人物であり、「津田助広」は現在の津田が殺されても、同じ顔をした男が「津田助広」と名乗る所謂パブリックドメインとして存在し続けていることが明らかとなる。
その他
; 「中部日本餃子のCBC」の店主 - 多田木亮佑
: 当麻行きつけの中華料理店の店主。名古屋弁訛り。スペイン語での日常会話ができる。妻のアラータには日常的に保険に入るように勧められている。甲の回(第1話)では財布を失くし、食事代を払えなかった当麻を警官だとは信用できず、当麻を連れて未詳までやってきた。
; アラータ - 安藤絵美
:「中部日本餃子のCBC」の店主夫人。チリ人で、店主や客に対して保険に入ることを勧める癖がある。名の由来はアニータ・アルバラードと思われる。
; 管 直入(くだ なおと) - 児玉頼信
: 国政与党・正義党の幹事長。名前は第94代内閣総理大臣・菅直人(放送当時)が元ネタ。
; 上野 - 山崎和如
: 管の秘書。甲の回(第1話)では、全く無関係だったにも関わらず、酒に酔った野々村係長の推理で殺人事件の第一容疑者とされる。
; 川里 三幸(かわさと みゆき) - 藤田秀世
:警察病院の男性医師。メロンが大好物。戊の回(第5話)では潜入捜査官達の死亡診断書を、辛の回(第8話)では志村の尊厳死について美鈴と話し合いを、癸(起)の回(最終話)では当麻・瀬文の主治医を担当した。
; コメンテーター - 森永卓郎
: TBSのニュース番組『Fスタ』のコメンテーター。
; キャスター - 岡村仁美(TBSアナウンサー)
: 『Fスタ』のキャスター。
; 当麻 葉子 - 大森暁美
: 当麻紗綾の祖母。書家であり、当麻書道教室を開いている。流派は当麻流。現在は紗綾と二人暮らし。
; 当麻 陽太 - 大坪夏己
: 当麻紗綾の弟。7年前、両親と共に飛行機事故に巻き込まれ死去。右耳の後ろに星型の痣がある。
; 一 二三(にのまえ ふみ) - 篠原恵美
: 一 十一の母親。元看護師で未婚の母。一が所属する組織の協力者である“記憶を書き換える”能力者に記憶を書き換えられ、長年にわたり親がいない一の母親代わりとなっていた。
話数は甲乙丙…と十干で表記されている。本項では便宜上数字の話数も併記している。
「甲の回」(第1話)
瀬文は部下の志村を誤射し瀕死の重体にさせたと疑われ、庁内の閑職と噂される「未詳」に異動させられる。そこにいたのは頼りない係長野々村と、出会い早々無銭飲食を疑われていた奇妙な女性刑事・当麻であった。おりしもタレント国会議員の五木谷が、自分が殺害されるとの予言を占い師の冷泉から受け、警備の依頼をしてきた。未詳は冷泉の身柄を拘束し厳重な警備をしいたが、五木谷はパーティー会場で突然死亡する。自然死とされ事件は終わったかに見えたが、当麻は冷泉の予言どおりに五木谷が毒殺されたと見抜いた。真犯人と対峙した二人がSPECによって攻撃を受け、負傷し殺害されようというとき、時の止まった世界の中に謎めいた少年ニノマエが現れる。一方、冷泉は公安部の津田により留置場から連れ去られ、取引に応じるよう脅される。
; 脇 智宏(わき ちひろ)〈43〉 - 上川隆也
: 五木谷の第一秘書。控えめかつ実直な態度で五木谷をサポートし、「秘書の鑑」と評される。元医師でもある。
; 五木谷 春樹(ごきたに はるき)〈36〉 - 金子賢
: 正義党の国会議員にして五木谷グループの社長。ベンチャービジネスから成り上がった男で、タレント活動も行っている。
「乙の回」(第2話)
誤射事件がらみで瀬文を恨んでいる志村の妹・美鈴は、自分に不思議な力が芽生えたことを不安に思い、兄の担当医・海野に相談する。未詳には神父の大島が訪れ、教誨師として面会している死刑囚の桂が千里眼の能力を得たという。桂は警察に、期限内にある未解決事件を解決せねば犯人に裁きを下すと迫る。再捜査した当麻と瀬文は犯人を逮捕するが、桂は「もうひとりの犯人」の存在を告げる。
; 桂 小次郎〈36〉 - 山内圭哉
: 死刑囚。女性5人が犠牲になったバラバラ殺人事件の犯人で、手口の残忍さから死刑囚となる。自身に千里眼の能力が発現したという。
; 大島 優一〈46〉 - 佐野史郎
: カトリック中央協会の神父。ボランティアで教誨師の仕事もしている。tubuyaiter(ツブヤイター)[スペペディア(た行) - 公式サイト]なる投稿サイトに書き込みを行い、現在の出来事を実況していた。
; 鬼門 拓也(おにかど たくや)〈満30歳没〉 - 滝藤賢一
: 10年前に殺害された新進気鋭の華道家。創作の過程で自傷行為に手を出す癖があった。
; 鬼門 真理子〈34〉 - 森脇英理子
: 鬼門拓也の妻。妖艶なほどの美貌の持ち主。鬼門の電話に出た最後の相手であり、電話越しに鬼門が殺されたと思しき銃声を聞いている。
; 板野 貞雄〈35〉 - 斎藤工
: 鬼門の片腕と謳われた華道家。鬼門とは長くからの友人でもあった。鬼門と共同で会館を開くが、経営面で意見が食い違い対立していた。当麻には、風貌を指して「マイケル」や「マイコー」と呼ばれる。
; 松井 和生〈34〉 - 岡田義徳
: 鬼門の愛弟子だった華道家。鬼門に才能を評価されていたが、活花の方向性の相違から衝突していた。嫌味ったらしく、感じが悪い性格の持ち主。
; 鬼門家の家政婦 - しのへけい子
: 鬼門家に長く仕えている家政婦。拓也亡き今、真理子を支えている。人の言動に敏感にリアクションする性格。
「丙の回」(第3話)
ガソリンスタンドの店員が何者かに憑依される事件が発生。姿の見えない犯人は林実という名の巡査に憑依したのを皮切りに、全国の同名の人に次々に憑依しては軽度の犯罪を重ね、ついには大学助手の林実が殺人を犯す。当麻はこの事件の真相を暴くが、SPECにより追いつめられたところを瀬文の機転に救われる。
; 林 実〈37〉 - 村杉蝉之介
: 何者かによって憑依された“林実”の一人。慶徳大学医学部教授でiPS細胞研究の権威である中山和紀(山浦栄)の助手で愛弟子と言われていたが、憑依後に中山教授を殺害してしまう。
; 武藤 純〈23〉 - 清水優
: ガソリンスタンド店員で憑依事件の最初の被害者。憑依された後、ガソリンスタンドにガソリンをぶちまけて放火未遂騒動を引き起こした。
; 林 実 - 正名僕蔵
: 憑依事件の2人目の被害者で、最初に憑依された“林実”。水虫持ちの警視庁の巡査。
; 林 実 - 森富士夫
: 何者かによって憑依された“林実”の一人。女子高の校長。憑依された後、生徒に対してスカート捲りをして、現行犯逮捕された。
; 林 実 - 吉見一星
: 何者かによって憑依された“林実”の一人。原宿の美容院「chateau de MINORU HAYASHI」のカリスマ美容師。
; 巡査 - 上山竜司
: 何者かによって憑依された一人。警視庁内で拳銃の抜き、未詳や警察関係者を驚かせた。
; 托鉢僧の京女 - おおつか麗衣
: 憑依事件の被害者の近くにいる女性の托鉢僧。口元にほくろがある。憑依された被害者たちと同様京言葉を使う。
「丁の回」(第4話)
自殺者遺族ネットワークの弁護士・古戸が未詳を訪れ、自殺サークル「パーフェクト・スーサイド(PS)」に参加し失踪した娘・美智花の捜索を依頼する。古戸は未詳の捜査に参加し、PSの参加者である植松が快楽殺人を犯すためにサークルで自殺志願者を集めたのではと指摘する。当麻らはPSに捜査メンバーを登録して直接対決に向かうが、その結末は残酷なものだった。
; 古戸 久子(ふると ひさこ)〈44〉 - 奥貫薫
: 弁護士で、自殺者遺族ネットワーク会長。自殺したと思われた娘の美智花からメールを受け取ったことから、真相を突き止めるため未詳の捜査に加わる。
; 古戸 美智花〈17〉 - 三浦由衣
: 学校でのイジメを苦に自殺サークル“パーフェクト・スーサイド”に入会し、1年前に自殺すると告げ、姿を消した。
; 植松 育児(うえまつ いくお) - 湯山大一郎
: 前回の集団自殺で生き残った、現在の“パーフェクト・スーサイド”の幹事とされる男。元傭兵で、当時なんらかの理由で除隊させられている。自殺者を快楽的に殺害している容疑が浮上し、未詳が行方を追う事になるが…。
「戊の回」(第5話) - 「己の回」(第6話)
瀬文が敬愛する先輩・里中と久々に再会した翌日、未詳には潜入捜査官らの謎の死の調査が持ち込まれ、さらに瀬文は機密データへのハッキング容疑をかけられる。当麻は瀬文の無実を信じ、ハッキング用に瀬文からIDを盗んだと思われる里中を救おうと共に奔走する。やがて、愛娘・梨花に病を処方され脅された里中が、冷泉を拉致するために動いている事が判明する。
里中が巧妙に残していたSPECホルダーのリストには病を処方する者もあったが、名前は分からずリストにはある暗号があった。瀬文は海野から病を処方する医師の噂を聞き調査するが、対象は捕えられず、結局梨花は手術に望みをかけることになる。だが、その直前に病を処方するSPECホルダーが判明。当麻たちはサイコメトリーのSPECでその医師の正体に気付いた美鈴と共にホルダーに対峙する。
; 里中 貢〈38〉 - 大森南朋
: 元刑事で瀬文のSIT在籍時の先輩。家族思いの気さくな人物。SIT随一の鬼軍曹として知られていたが、刑事を辞めた現在は南アフリカで宝石を輸入する貿易会社「東風国際貿易」に勤務し、貿易部部長として海外を飛び回っている、と家族には話してるが、実は公安の現役潜入捜査官だった。SIT時代には重傷の瀬文を命がけで窮地から救出するなど、仲間を大事にしている。瀬文の尊敬する人物。
; 里中 小百合〈33〉 - 西原亜希
: 里中貢の妻。「丁の回」(第4話)から登場。
; 里中 梨花〈5〉 - 堀田悠衣
: 里中貢の娘。一月前に病院で検査をした時には異常がなかったにも関わらず、心臓に脂がたまり、硬い石になって詰まるという症状の本来大人だけが発症するものであるジェニファー氏病を発症する。「丁の回」(第4回)から登場。
; 宮崎 洋介 - 井原啓介
: 白ひげを蓄えた健康診断検査医。梨花や潜入捜査官達の健康診断を行った。数々の問題を起こし、「病を処方するのでは」と噂れていたほどの評判の悪い医者だとされているが…。
; 峯岸 東(みねぎし ひがし)〈32〉 - 杉内貴
: 瀬文を連行しようと秋元才三とともに訪れた公安第五課の刑事たちのひとり。高圧的な振舞いを当麻に揶揄されて怒り、拳銃を突きつけるが、野々村に毅然たる態度でたしなめられる。
「庚の回」(第7話)
脳死状態に陥った志村の強制尊厳死が迫っていた。美鈴に責められ焦る瀬文に、当麻は予言者冷泉に病を治す人間探しを頼むことを提案する。ところが海外の組織をバックに持ち、心を読むSPECホルダーのサトリが冷泉を拉致したために計画は危うくなる。当麻は瀬文にも意図を明かさない作戦を進め、サトリを追い詰めようとする。
; サトリ〈19〉 - 真野恵里菜
: 女性占い師。人の心を読む能力を持ち、同時に複数の人物の読心も可能。属する組織のボスの命令で冷泉奪取を企て、ミショウと対決する。新宿で開業しており夜12時には必ず閉店して姿を消すことに由来して「新宿のシンデレラ」と呼ばれている。星慧(ホシ サトリ)という偽名を使っている。バスに乗車して追突事故に巻き込まれ、首にムチ打ちの症状がある。
「辛の回」(第8話)
当麻は冷泉の予言に従いニノマエの自宅を訪れるが、彼の反撃にあい恐怖を覚える。瀬文は志村を救うためにヒーラーのバックの組織と取引し、その過程で殺人の容疑を着せられ警察に追われる身となる。当麻は野々村から未詳の取り潰しと公安零課の存在を知らされる。瀬文は組織の一員であるニノマエの協力で津田を拉致し引き渡す。約束通り志村はヒーラーに治療されるが、その直後瀬文たちの目の前で絶望的な惨劇が起きる。
; EXILE・NAOTO(エグザイル ナオト) - NAOTO
: 病を治す力を持つ“神の手を持つ男”。SPECを持つ仲間からは“ヒーラー”と呼ばれている。4人のダンサーを引き連れて現れた。その力を発揮する際は「Choo Choo TRAIN」のBGMに合わせてダンサー達と円を描くように踊り、最後に気を放つかのように両手首を合わせて手を開く。
; 渡辺 麻由人〈30〉 - 遠藤雅
: フリーライター。公安零課の関係者でもあるため、津田の事をはじめ様々な秘密を知っている。瀬文が津田の居所を付きとめるために近づいた事が零課に知れ、その後零課によって殺害される。
「壬の回」(第9話)
ニノマエは組織に反発し、自ら世界の王(キング)を名乗り、逆らう者たちを次々と殺害し始めた。瀬文は当麻に別れを告げ、ニノマエを倒し未詳の仲間を守るため、津田のスカウトで公安零課の一員となる。しかし襲撃するも全く歯が立たず、零課は壊滅状態に。独りで自首を勧めた野々村も重傷を負わされる。そしてニノマエと対戦し絶体絶命の瀬文の元に当麻が現れる。当麻はSPECに対抗する究極の作戦で挑む。
; 東野 幸治郎 - 東野幸治
: 公安零課の捜査官(アグレス)、又はアグレスの協力者。SPEC HOLDERでもある。能力は念動力の一種で、相手の動きを封じる念を口から放つ。公安零課の一十一急襲作戦に参加し、一を始末するため相討ちを計る。
「癸(起)の回」(最終話)
ついにニノマエを倒した二人だが、当麻は自分とニノマエの関係の真実に衝撃を受ける。二人はこれまでの闘いを裏で操ってきた者を知るが、一連の事件の記憶を忘れてしまう。当麻が警察病院で目覚めたとき、瀬文は作戦の影響で眠り続けていた。当麻は元婚約者の地居に再度プロポーズされるが気が進まない。ようやく目覚めた瀬文はある人物に苦しめられる。やがて病院を抜け出した当麻は真の敵を教会に呼び出す。刑事としての矜持を胸に立ち向かう二人の苦しい闘いの中で、ある不思議な現象が起きる。
; 老人 - 石橋蓮司
: 歴史を動かしてきた秘密結社のトップ。
; 当麻 天(とうま そら) - 佐野元春
: 当麻紗綾の父親。優秀な科学者で小惑星探査機「はやぶさ」の開発にも携わっていた。7年前、流夏・陽太と共に飛行機事故に巻き込まれ死去。
; 当麻 流夏(とうま るな) - 石田えり
: 当麻紗綾の母親。7年前、天・陽太と共に飛行機事故に巻き込まれ死去。
; 野々村(旧姓・醍醐) 雅(ののむら〈だいご〉 みやび) - 永田杏奈
: 野々村光太郎の現妻。一児の母でもある。職業は弁護士。夫・野々村との夫婦関係は冷え切っているかに思われていたが、今でも変わらないアツアツ振りを見せている。
本作で登場する特殊能力。当麻の見解では、通常人間は10%しか脳を使っていないが、その使われていない脳の残りの90%を発揮することによって発現したものとされている。その能力は予知やサイコメトリー、憑依から念動力と多岐に渡る。
SPEC HOLDER(スペックホルダー)
SPECを持つ人間の総称。「SPEC HOLDER」の名称は公安によるもの。SPEC HOLDERで構成された集団・組織も存在しているが、組織の数やそれぞれの目的は不明。複数の組織があり、組織同士の抗争も起こっている。世界を影から動かそうとする目的が見え隠れするものの、集団自体は一枚岩ではなく組織に従わない能力者や組織に属さない能力者もいる。
SPEC HOLDER||SPEC HOLDER
登場回||登場回||SPEC所有者||能力||備考
甲の回(第1話)||甲の回(第1話)||脇 智宏(上川隆也)||異常な身体能力||天井にあるものを粉砕したり人の肩を骨折させるほどの速度でテニスボールを投擲する、非常に速い速度で走ることができる。
乙の回(第2話)||乙の回(第2話)||桂 小次郎(山内圭哉)||千里眼||能力の正体は千里眼ではなく、異常に発達した聴覚
丙の回(第3話)||丙の回(第3話)||林 実(杉村蝉之介)||憑依||本体が負傷していると憑依後もその部分を使えなくなり、憑依中に無防備な本体に受けた痛み等の刺激も伝わるという弱点がある
丁の回(第4話)||丁の回(第4話)||古戸 久子(奥貫薫)||念動力||念で物体を動かしたり、思い通り操作したりできる。左耳を引っ張ることで念を送る。怒りで力を最大限に解放した際は、髪が逆立ち、無動作ですさまじい念を放つ。
己の回(第6話)||己の回(第6話)||海野 亮太(安田顕)||病を処方する||病を処方する際は、体をスキャンして相手の弱っている部分を探し出し、額を当てることにより病を処方する
庚の回(第7話)||庚の回(第7話)||サトリ(真野恵里菜)||人の心を読む||脳を非常に使うため、用いた後は必ず睡魔に襲われるという弱点がある
辛の回(第8話)||辛の回(第8話)||EXILE・NAOTO(NAOTO)||病を治す||他人をメッセンジャードールとして使い、能力を行使させることも可能
壬の回(第9話)||壬の回(第9話)||東野 幸治郎(東野幸治)||念動力||相手の動きを封じる念動力を口から放つ
癸(起)の回(最終話)||癸(起)の回(最終話)||地居 聖(城田優)||人の記憶を書き換える||相手のこめかみに指先や拳をあてて記憶を書き換える。指先を軽くあてれば直前の記憶を、拳を両こめかみに長くあてれば長期にわたる記憶を操作することができる。
SPEC HOLDERの核心事項
; 海野 亮太 - 安田顕
: 正体は「相手に病を処方する」SPECの持ち主であり、その能力で自分が手術するために難病を処方したり、公安の潜入捜査官を死に追いやった。当麻と瀬文に自らの犯行を突き止められたが、自らが病を与えた里中梨花の命を救った後に姿を眩ませる。その後公安零課に連行され、殺害された模様。
; 冷泉 俊明 - 田中哲司
: 津田の監視下で度重なる襲撃を受けたことで自分の身に危険が迫っていることを実感するが、取引により当麻と瀬文にそれぞれ予言を残し、自由を求めて去っていった。しかし、公安零課に殺害された模様。
; 一 十一 - 神木隆之介
: 彼のSPECの正体は「時間停止」ではなく、「人間の数万倍のスピードで動き回る能力」。そのため、通常の人間と一の体感する時間の流れは異なり、通常とは早い時の流れを生きているため、実年齢が13歳の中学生でも高校生として成長していた。
: 正体は当麻の弟である陽太本人。本当は飛行機事故で両親を失ったが、事故の際にSPECを発現し生き残る。その後地居に記憶を書き換えられていた。当麻が仕掛けた毒の雪を浴びて致命傷を負い、刑務所に搬送されて死亡する。
; 地居 聖 - 城田優
: 人間の記憶を操作するSPECの持ち主であり、一の背後に潜んでいた真の黒幕でもある。また彼も「津田助広」という名前を持つ一人であった。当麻と恋人関係にあった記憶も彼が捏造したものであり、一を追い詰める当麻の頭脳に感動し、彼女に好意を持たれることを望んでいた。最後は当麻、瀬文、美鈴らを殺そうとするが、何者かの能力によって、撃った銃弾を自分の方に向けられてしまい、全身に銃弾を浴びて死亡する。
特殊能力者対策特務班警視庁公安部公安零課
通称・Aggressor(アグレッサー)。公安の中の公安、秘密警察の中の秘密警察と言われる。政府の中でも一部の人間にしか知られていない秘密の組織。未詳が出来る以前からSPECの存在を感知・研究しており、社会を混乱させ秩序を乱しかねないという危惧から、SPECを持った人間の存在を公にしないために暗躍し続けている。未詳を囮として使っている。
*脚本 - 西荻弓絵
*演出 - 堤幸彦、加藤新、今井夏木、金子文紀
*プロデュース - 植田博樹、今井夏木
*ラインプロデュース - 赤羽智比呂(オフィスクレッシェンド)
*音楽 - 渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト
*タイトルバック - 岩口哲也
*撮影 - 斑目重友、坂本将俊
*照明 - 川里一幸
*録音 - 臼井久雄、金澤康雄、乙部直樹
*VE - 吉岡辰沖
*編集 - 大野昌寛、山口牧子
*VFXスーパーバイザー - 野?宏二
*CG - 中村明博、福田林太郎、阿美伸一、宮地素子、川瀬基之、朝倉怜、近藤望、阪上和也、岡野良久、兼正彦、佐藤美緒、賀山淳、森智章、西方淳一
*美術プロデュース - 中村香苗
*美術デザイン - 大木壮史
*美術制作 - 山下杉太郎
*装飾 - 上原一晃、山本直樹
*装置 - 大森俊也
*大道具操作 - 藤原孝三
*衣裳 - 平田博美、高久奈美
*ヘアメイク - 伊駒舞、上木原智恵美
*ヘアメイク(加瀬担当) - 宮田靖士、小林雄美
*持道具 - 村石幸二
*植木装飾 - 金子利治
*建具 - 宇野景治郎
*電飾 - 井上昇
*車両 - 奥山武司、土田耕太郎、篠崎隆明
*助監督 - 白石達也
*制作担当 - 植松育巳
*制作管理 - 中川真吾
*制作主任 - 高橋恒次、中田未央
*制作進行 - 篠崎素輔、中澤美波、内田久美子
*記録 - 奥平綾子、谷村久美子、岩井茂美
*現場編集 - 似内千晶
*演出補 - 日高貴士、稲留武、関根淳、瀧悠輔、野村愛
*撮影助手 - 宮澤一央、山田啓史
*照明助手 - 坂本真章、町田真佑、相崎好治
*録音助手 - 小川貴裕
*編集助手 - 折田祐介、岡本志保
*撮影応援 - 安達良、高原晃太郎、杉村正視
*VE応援 - 船山道夫、楠部達也、横田満洋
*撮影助手応援 - 田川真之介、田口裕一、金子徳子
*照明応援 - 塙秀彦、新明由華、稲葉俊充、斎藤卓、山口素一郎、五十嵐敏也
*編成 - 福田健太郎
*プロデューサー補 - 前田菜穂、楠千亜紀、利光佐和子
*サウンドデザイン - 石井和之
*効果 - 寺岡基臣
*MA - 深澤慎也、諸井明彦、青木有希
*音楽コーディネート - 溝口大悟
*音楽プロデュース - 茂木英興
*番組宣伝 - 安倍由美、秋山真人、篠田伸二、藤塚基広
*広告宣伝 - 秋山真人
*インターネット担当 - 廣野由美、西山克保
*モバイル担当 - ?山美咲
*メイキング - 高橋洋人、多胡由章、杉原奈実
*出版担当 - 安永則子
*イベントプロデューサー - 松永弘二
*番組デスク - 小澤通子
*スチールカメラ - 品川裕之、井上修二
*警察監修 - BTEC
*空撮 - 酒井隆史
*アクション - 諸鍛冶裕太(J.A.E)
*書道指導 - 中塚翠涛
*ガンエフェクト - 納富貴久男
*カースタント・牽引 - 雨宮正信
*特殊造形 - 松井祐
*操演 - 亀甲船
*医療指導 - 依田茂樹
*エキストラ - 土田嘉男
*協力 - 株式会社ジニアス、日音、緑山スタジオ、BIGSHOT、スーパードライバーズ、朝日航洋株式会社、芸プロ
*製作協力 - オフィスクレッシェンド
*製作 - TBS
*The Ricecookers
**NAMInoYUKUSAKI/英語詞バージョン:(甲の回~戊の回)
**波のゆくさき/日本語詞バージョン:(己の回~癸の回)
各回||各回||放送日||サブタイトル||演出||視聴率
甲の回(第1話)||甲の回(第1話)||2010年10月8日||魔弾の射手ラテ欄のタイトルは「魔弾の射手||」。||rowspan="2"|堤幸彦||style="text-align:right"|11.5%
乙の回(第2話)||乙の回(第2話)||2010年10月15日||天の双眸||style="text-align:right"|8.2%
丙の回(第3話)||丙の回(第3話)||2010年10月22日||漂泊の憑依者||加藤新||style="text-align:right"|10.1%
丁の回(第4話)||丁の回(第4話)||2010年10月29日||希死念慮の饗宴||今井夏木||style="text-align:right"|11.6%
戊の回(第5話)||戊の回(第5話)||2010年11月12日||堕天刑事||堤幸彦||style="text-align:right"|12.1%
己の回(第6話)||己の回(第6話)||2010年11月19日||病の処方箋||金子文紀||style="text-align:right"|10.0%
庚の回(第7話)||庚の回(第7話)||2010年11月26日||覚吾知真||加藤新||style="text-align:right"|9.6%
辛の回(第8話)||辛の回(第8話)||2010年12月3日||魑魅魍魎||今井夏木||style="text-align:right"|10.1%
壬の回(第9話)||壬の回(第9話)||2010年12月10日||冥王降臨||rowspan="2"|堤幸彦||style="text-align:right"|9.0%
癸(起)の回(最終話)||癸(起)の回(最終話)||2010年12月17日||百年の孤独||style="text-align:right"|12.9%
平均視聴率 10.5%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)||平均視聴率 10.5%(視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ)
*秋田放送(日本テレビ系列では、2話レギュラー放送し、2010年末の特別編成の時間帯に集中放送するという形態で放送された。なお、昨年は同等の形式で『流星の絆』が放送された。第1話と最終回のみ字幕放送を実施。
**第1話:12月18日 13:00 - 14:10
**第2話:12月25日 13:00 - 13:55
**第3 - 4話:12月29日 8:30 - 10:25(EPG上では一番組としての扱い)
**第5 - 7話:12月30日 8:30 - 9:25、9:30 - 10:25、10:30 - 11:25
**第8 - 10話:12月31日 8:30 - 9:25、9:30 - 10:25、10:30 - 11:25
DVD・Blu-ray Disc
; SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ DVD-BOX・Blu-ray BOX〔連続ドラマ版〕
: キングレコードから2011年3月23日発売。DVD・19950円、Blu-ray ・25200円〔税込〕。
: 豪華ブックレットを封入特典に、以下のような映像特典がつく(収録分数はDVD:178分、Blu-ray:246分)。
:*甲の回 完全版 《Blu-ray限定》
:*SPEC ~First Blood~
:*報道特別番組 SPEC立てこもり事件
:*press conference
:*making of SPEC ~challenge~
:*last scene of SPEC
:*TODA×KASE SPECial interview
:*title back ~甲乙丙丁戊己庚辛壬癸~ SPECial edition
:*SPEC works ~甲乙丙丁戊己庚辛壬癸~
:
:※このほかにレンタル専用のDVD 1-5巻がある。
音楽CD
; SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ オリジナル・サウンドトラック
: 作曲・編曲:渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト ほか。
: 17.はニノマエ登場時の曲で、原曲はジュゼッペ・マルトゥッチの「追憶の歌 :第7曲 いいえ、色の褪せてしまった夢」 (La Canzone dei Ricordi :No.7 No,Svaniti Non Sono I Sogni.)。
: 収録曲
:# SPEC-Main Theme-
:# The Stimulation
:# Nonomura's Theme
:# Righteous Crime
:# SPEC-frozen with electronics-
:# Awkward Incidents
:# One Note Evil
:# Miso Flavor Boiled Dumplings with Worcester Sauce
:# Ballad
:# Prepared Void
:# Secret Shadow
:# Throbbing Brain
:# SPEC-Suffering-
:# The Very Ending
:# Destruction and Proliferation
:# Abnormal Ability Blues
:# 追憶の歌 Solvents&orbits remix
:# Spiritual Uplift
:# SPEC-symphonic-
:# Fast Forward
:# Truth And Solution
:# SPEC-Strings version-
:
; 主題歌
: 以下2点の詳細は「NAMInoYUKUSAKI」を参照。
:* THE RiCECOOKERS「NAMInoYUKUSAKI」(2010年12月1日発売)
:* THE RiCECOOKERS「NAMInoYUKUSAKI~TV SPECial COLLECTION」(2010年12月22日発売)
書籍
; ノベライズ
: 角川文庫より刊行。著者は豊田美加。
:*SPEC I(2010年10月25日発売、ISBN 9784043534036) - 「甲の回」「乙の回」「丙の回」収録
:*SPEC II(2010年11月25日発売、ISBN 9784043534043) - 「丁の回」「戊の回」「己の回」収録
:*SPEC III(2010年12月25日発売、ISBN 9784043534050) - 「庚の回」「辛の回」「壬の回」「癸(起)の回」収録
:
; オフィシャルブック
:*SPEC ビジュアルファイル(2010年12月1日発売、ISBN 9784048741521)
:*SPEC magazine(2010年12月4日発売、ISBN 9784901976862)
:*SPEC公式解体新書 (2011年3月23日発売、ISBN 9784048741675)
; 中華料理店「中部日本餃子のCBC」
: 劇中で登場する中華料理店「中部日本餃子のCBC」は、金曜ドラマの中京広域圏でのネット局である中部日本放送(CBC)と同じ書体のロゴを看板に使用している。店主は名古屋市(CBCの本社所在地)出身の設定で、メニューには「大名古屋」を冠し、店内には名古屋にまつわるポスターやグッズなどを展示している。また「中部日本餃子のCBC」で出されている料理の一つである「大名古屋茹でミソ餃子」は、『大阪王将』と『よってこや』から「ゆで味噌餃子」という商品名でコラボ商品として実際に販売された。なお、この店はセットではなく東急多摩川線武蔵新田駅に程近い環状八号線沿いの中華料理店を撮影用に一時的に改装し、ロケーションにて撮影が行われた。
; テレ朝通り
: 「甲の回」などで登場する未詳事件特別対策係に続く場所は、「科学捜査研究所」や「失踪人捜査課」、「捜査一課9係」、「時効管理課」、「継続捜査班」など他局の刑事ドラマに登場する部署名の部屋が多数存在し、中には部屋名の下に「相棒募集中」、「853分室」、「臨場中」、「矢部分室」、「熱海出張中」などと書かれたプレートを掲げた部屋もある。この一帯は「テレ朝通り」[と呼ばれており、テレビ朝日でドラマを手がけているプロデューサー・桑田潔の名前が火元責任者として使われている。また「甲の回」と「丙の回」には『TRICKシリーズ』の矢部謙三と秋葉原人を思わす衣装をした人物が言い合っている様子が署内でのシーン中に登場している。]
; タイトルバック
: タイトルバックは各回毎に異なったものを流し、主題歌も各回毎に違ったアレンジが施されている。タイトルバックにはフラッシュバック映像を使用しているが、『ケイゾク』のタイトルバックでも同様の演出が行われていた。
: 各回の放送後から次週の放送終了までの間、TBSの公式携帯サイトから主題歌の各回毎のアレンジ版の着うたをダウンロードできる。主題歌は当初、「NAMInoYUKUSAKI」の曲名で歌詞は英語だったが、己の回以降は日本語の歌詞に変更され、曲名も「波のゆくさき」となった。また、甲の回と己の回、乙の回と庚の回、丙の回と辛の回、戊の回と壬の回のアレンジは同じである。
; 一 二三のキャスティング
: 一 二三役を演じる篠原恵美は『紳助社長のプロデュース大作戦!』の企画としてアラフォーの女性を対象に公募したオーディションで選抜された。その模様は2010年10月12日の同番組で放送。一 十一役の神木と高橋茂雄(サバンナ)が審査員となり、最終的には最終候補4人がそれぞれ神木を相手に芝居をしたシーンから、島田紳助が篠原に決めた。
; 当麻の推理シーン
: 当麻が推理する際に書き連ねる「書」は書家が代筆しており、謎が解けた際に舞う紙吹雪は実際の作品を破棄して作成している。
; その他の小ネタ
:*「己の回」で当麻が見ていた「SPEC HOLDER LIST」に堤・西荻・今井・植田ら製作スタッフの名前が多数記載されている。
:*「庚の回」で瀬文が手にぶらさげている栄養ドリンク「元気者」は、サトリ役でゲスト出演した真野の11枚目のシングル「元気者で行こう!」に由来する(同シングルのミュージック・ビデオの演出を担当したのは堤幸彦)。
:*「壬の回」のエンディング後に主演の二人が役になりきってDVDの告知を行った場面で、加瀬の後ろで、彼が喋る間々に戸田が「ゲッツ!」と呟くが、次第にセリフが「月9」へと変わっていき、最後は加瀬に「嬉しいのか?」と言われ、台本を見せるシーンがあった。実際に戸田は次クールの月9ドラマに主演するが、連続ドラマにおいて、主演が同じとはいえ、次クールに放送される他局のドラマについて触れるのは異例のことである。
:*終盤に野々村が倒されるシーンでは竜雷太がかつて『太陽にほえろ!』で演じていた“ゴリさん"の殉職シーンを彷彿させるアングルで撮影され、野々村が構える拳銃も当時使用していたモデルと同型(コルト・トルーパー4インチ)を使用するなど、ちょっとしたパロディとなっている。竜自身も当時と変わりない独特な射撃姿勢を再現していた。
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